2023年07月29日

　任期満了に伴う会津若松市長選は３０日、投票が行われ、即日開票される。届け出順にいずれも無所属で、新人で会社経営の長谷沼邦彦候補（５６）、現職の室井照平候補（６７）＝３期、新人で元市議会議長の目黒章三郎候補（７１）、新人で元県議の水野さち子候補（６１）は２９日、最後の訴えに臨む。

　長谷沼候補は市内各地を回る。

　室井候補は中心部の商業施設などで演説し、蚕養町の選挙事務所前で締める。

　目黒候補は千石地区や七日町などを巡り滝沢町の選挙事務所前で打ち上げる。

　水野候補は中心部で遊説し、米代交差点で「最後のお願い」を繰り広げる。

　現市政への評価が焦点となる。各候補は遊説で、人口減少対策や中心市街地の活性化策などを訴えている。

　投票は３０日午前７時～午後７時（一部地区は同６時）、市内７１カ所で行われ、午後８時から鶴ケ城体育館で開票される。市選管によると、確定は午後１０時３５分ごろの見込み。

　２２日現在の選挙人名簿登録者数は９万７０９２人（男性４万６２２３人、女性５万８６９人）。

（左から届け出順）長谷沼邦彦候補、室井照平候補、目黒章三郎候補、水野さち子候補

　略歴と政見（上から届け出順、敬称略）

長谷沼邦彦（はせぬまくにひこ）　５６　会社経営　無新
【略歴】会津工高卒。芸能プロダクション経営。産業廃棄物処理業。埼玉県春日部市
【政見】市営団地の全棟建て替え。郊外に「光のテーマパーク」建設。青汁工場建設。市民、観光客に優しいまちづくり。東大進学率の大幅アップ

室井照平（むろいしょうへい）　６７　市長　無現
【略歴】東北大経済卒。市長３期。県議１期、市議２期、会津青年会議所理事長、テニス競技国体出場。会津若松市相生町７の４
【政見】こどもの屋内遊び場の充実。学校給食費無償化。工業団地の整備。県立病院跡地の利活用と会津若松駅前整備の具体化。移住支援

目黒章三郎（めぐろしょうざぶろう）　７１　会社役員　無新
【略歴】法大法中退。会社役員。市議６期、市議会議長３回、県市議会議長会長、全国市議会議長会建設運輸委員長。会津若松市東千石１の５の２
【政見】専門学校の中心街区への誘致。世代間で使える屋内広場の建設。多子世帯の給食費減免。映画館や美術展示施設の整備検討委員会の設置

水野さち子（みずのさちこ）　６１　団体代表　無新
【略歴】郡山女子大短期大学部卒。団体代表。県議２期、エフエム会津パーソナリティー、フリー司会者、保育士。会津若松市大塚２の７の１８
【政見】「観光立国会津」をアピール。ふるさと納税と地場産業の発展。道の駅の整備。０～２歳児の保育料無償化。オンライン診療の充実