「音楽フェス」大熊で開幕 開放的な空間で演奏、春風と音色満喫

 
開放的な空間で演奏に聞き入る来場者=大熊町

 大熊町交流ゾーンのゴールデンウイーク音楽フェスティバルは27日、町内の「linkる(リンクる)大熊」で開幕した。初日は大熊町で活動しているバイオリン奏者の嶋田雄紀さんらによるクラシックコンサートが開かれ、来場者が春風に吹かれながら弦楽器の音色を満喫した。

 イベントは指定管理者のサンアメニティ(東京都)が企画した。嶋田さんらが弦楽器を中心としてクラシックから歌謡曲、映画音楽などまで多彩な曲を演奏した。会場がイベント広場のため、来場者は開放感あふれる空間で、奏者の近くに座って演奏に聞き入った。

 期間中は、28日午後4時からいわきジャズオーケストラによるジャズコンサート、5月3日午後1時から浜通りの和太鼓チームが結集する和太鼓フェスティバル、同5日午後1時半からこどもの日コンサートが開かれる。ジャズコンサートは500円のチケット制だが、このほかは観覧無料。

 5月3、5の両日は午前11時~午後3時にキッチンカーが出店する。5日午前9時15分から、映画「スーパー・マリオブラザーズ・ムービー」の上映会を開く。問い合わせはリンクる大熊(電話0240・23・7676)へ。

 5月5日までイベント

 サンアメニティは指定管理者を務める双葉町産業交流センターでも、5日までゴールデンウイークスペシャルイベントを開催する。28日午前10時から、東北愛蘭会(楢葉町)による「金魚の王様」らんちゅうの品評会が開かれる。