石川郡、激しさを増す新人対決 福島県議選・終盤の情勢

 
▽党派の略称 自=自民党、無=無所属。四角の枠囲いは推薦

 石川郡は、ともに新人の武田務と山田真太郎が1議席を巡って激しい一騎打ちを繰り広げている。両陣営とも1万票前後を当選ラインと見込み、支持拡大に奔走する。

 自民の武田は党県連職員として培った現場経験を強調、組織力を生かして浸透を図る。「自民の議席奪還」を掲げて各町村で街頭演説会を開き、インフラ整備や商工業の活性化を訴える。

 無所属の山田は立民現職の後継として支持層を固め、票田の石川町を拠点に郡内を巡る。出産や子育てなどの支援充実、既存企業の育成策を打ち出し、若い世代の取り込みを進める。(敬称略)