郡山市 各陣営、集票に注力 福島県議選・終盤の情勢

 
▽党派の略称 自=自民党、共=共産党、公=公明党、諸=諸派、無=無所属

 郡山市は現職10人に新人2人が挑んでいる。投票率低下が懸念される中、各陣営は順位も見据えながら「集票合戦」を繰り広げている。

 現職6人全員が立候補し、引き続き過半数の議席確保を目指す自民。山田平四郎は地元である田村、中田、西田の東部地区を中心に支持拡大を目指す。佐藤徹哉は中心部の菜根、開成、久留米、鶴見坦を中心に遊説し、票固めに注力。佐藤憲保は市全域をくまなく遊説。電話作戦も展開し、幅広い支持獲得につなげる。鈴木優樹は全域の遊説を重ねながら地元安積や湖南などで個人演説会を展開する。長尾トモ子は富田を中心に全域を遊説、連日郡山駅前に立ち、若い世代に呼びかける。山口信雄は地元安積を中心に集会を重ねるなどして政策を訴え、票固めを図る。

 公明の今井久敏は支持基盤を引き締めながら、各地を遊説し上積みを狙う。

 共産の神山悦子は中田を中心に地盤を固めつつ、若者票の取り込みを図る。

 無所属の佐久間俊男は支持基盤の労働組合を固めるとともに、中心部での支持拡大を目指す。無所属の椎根健雄は精力的に街頭演説を展開。地盤の日和田を核に全域で浸透を図る。

 諸派の高橋翔は動画や交流サイト(SNS)を駆使した独自の選挙戦を展開。無所属の二瓶陽一は市内全域を街宣。SNSも活用し、政策を訴え、浸透を目指す。(敬称略)