事務所と保護所を一体化 郡山の県中児相が新庁舎
県が移転、新築を進めていた県中児童相談所の新庁舎は1日、郡山市富田町の旧農業試験場跡地に開所した。これまで別々だった事務所と子どもの一時保護所を一体化し、効果的な子どもの支援につなげる。
同市の県郡山合同庁舎にあった事務所と、旧郡山光風学園の保護所を一体化した。建物は木造平屋で、延べ床面積は約2000平方メートル。事務所には相談室や心理療法室などがあり、相談や一時保護が県内で最も多い県中・県南地域に対応する。
一時保護所は、幅広い年代や性別に対応可能な居室や遊戯室、学習室などを備える。施設には屋内運動場や、100人規模を収容できる会議室も整備された。総事業費は約11億4000万円。
開所式が新庁舎で行われ、内堀雅雄知事が「子どもを安心して産み育て、心身ともに健やかに成長できるように取り組んでいく」と述べ、坂詰健一所長もあいさつした。
開所時間は午前8時30分~午後5時15分。相談などは同相談所(電話024・935・0611)へ。
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