「体使った遊び大切」 坂下で子育て応援講演、メディア依存解説
会津坂下町のばんげ保育所は27日、同施設で福島医大ふくしま子ども・女性医療支援センターの横山浩之教授を招いた子育て応援講演会を開いた。横山教授はテレビやインターネットなどのメディアが普及している中、子どもの成長には保護者らとの体を使った遊びの楽しさが大切であることなどを解説した。
保護者ら約150人が参加した。横山教授は小児科医で、特別支援教育の研究が専門。講演は「身体をつかったあそびをしよう~映像メディアがこどもにもたらすもの」と題し、子どものメディア依存が引き起こす問題点などを分かりやすく説いた。
横山教授によると、子どものメディア依存は、保護者からの愛情を感じられずに育っていることにつながるという。場合によっては対人関係やコミュニケーションの発達に遅れが生じる場合があるとしている。
メディアの影響を避ける方法として、大人と子どもが楽しさを共有できる遊び方を提案。おもちゃや絵本を使用せず、少しの段差を使った運動や、大人も体を使った遊びで互いにコミュニケーションが取れるような時間を設けることを提案した。
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