日大東北が「第3代表」決める! 7番・古川、値千金の三塁打

 
【日大東北―ふたば未来】7回裏日大東北1死三塁、弓田の適時打で生還してベンチに迎えられる三走古川(中央)
3位決定戦
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 第71回春季東北地区高校野球県大会最終日の26日、郡山市のヨーク開成山スタジアムで決勝と3位決定戦が行われた。3位決定戦は日大東北がふたば未来を3―1で下し、5年ぶり11度目の東北大会出場を決めた。

 「よっしゃあ」。日大東北の7番打者古川蓮(3年)が終盤7回に値千金の勝ち越し適時三塁打を放ち、塁上で拳を高く突き上げた。

 東日大昌平との準決勝は先発投手に起用されながら、2回4失点と3回ももたずに降板。「3位決定戦は負けられない」。決勝の切符を逃したその悔しさをバットに込めた。

 7回1死二塁。一打勝ち越しの好機で迎えた第3打席だった。好投を続けてきたふたば未来のエース国分渉(同)が投じた4球目、甘く入った直球を見逃さなかった。力強く振り抜いた打球は、右翼手の頭上を越える三塁打。「前の打席で相手の直球を飛球にした時、手応えがあった。体が自然と反応した」と振り返った。

 春の東北大会は5年ぶり。「投球と打撃どちらも両立できるよう鍛え直して臨みたい」と、古川は二刀流での活躍を誓う。

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