福島県は意地の21位、序盤流れに乗れず 都道府県対抗女子駅伝

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区間12位のタイムでゴールするアンカー田辺美咲=京都市・西京極総合運動公園陸上競技場

 第36回全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市の西京極陸上競技場発着の9区間、42.195キロで行われ、福島県は2時間21分21秒で21位だった。

 兵庫が2時間15分28秒で、2連覇した2004年以来14年ぶり4度目の優勝を果たした。2連覇を狙った京都は1分13秒差の2位となり、さらに1秒差の3位に長崎が入った。昨年準優勝の岡山は4位だった。

 阿部監督「今の力はこれ」

 「昨年よりも一つ順位を上げたい」。阿部縁監督(桃陵中教)の願いはかなわず、総合21位。昨年より順位を四つ落としたが、阿部監督は「今の力はこれだということ。欲を言えば入賞だが、選手たちは力を出し切った」とねぎらった。

 序盤で流れを作り、後続につなぐ展開を想定したが、その狙いがはまらなかった。1区を任された主将の小沢夏美(日立、田村高卒)は目標とした区間20位台に届かず、トップと57秒差で39位。昨年も同じ2区を走った古寺冴佳(学法石川高)も実力を発揮できず区間29位。区間15位と活躍した昨年のタイムより25秒遅れ、古寺は「こんな悔しいレースはしたくない」と涙を浮かべた。

 だが、昨年は8区で区間36位だった4区の佐藤華ルイーズ(いわき秀英高)以降の6人はいずれも区間20位台以内を維持した。粘りの走りでチームは順位を次第に上げ、序盤の出遅れをチーム全体でカバー。「負けず嫌いの集団」を標榜(ひょうぼう)するチームの意地を見せた。

 レース後の西京極陸上競技場では自分の走りに納得できず、悔しさをにじませる選手の姿があった。阿部監督は「まだチームは若い。走ったことで得られる良い思い出や悔しさ、いろんなものを糧にすれば、力をつけやがては入賞できるはず。この戦いは、成長へのステップ」と前を見据えた。

 アンカー・田辺が4人抜き

 最終9区で区間12位と快走した田辺美咲(三井住友海上、田村高卒)。目標タイム32分50秒より9秒早くゴールに駆け込んだ。

 初めての駅伝アンカーで、公式レースで一度しか走ったことがない10キロという距離も気になり、前日まで不安を感じていた。だが、レース直前に「自分ができる走りをしよう」と吹っ切れた。

 「どんどん順位を上げなくては」と積極的なレース運びも功を奏して4人抜きを達成。しかし「ゴール前にいた2人を抜かしたかった。あと1キロあればできたのに」と貪欲な姿勢を見せた。

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