若きエース・相沢、福島県初優勝へ導く 都道府県対抗男子駅伝

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初優勝のフィニッシュテープを切る本県アンカーの相沢=広島市

 約3週間前の"箱根"をほうふつとさせる盤石のレースだった。20日に広島市で行われた都道府県対抗男子駅伝で本県を初優勝へと導いた相沢晃(東洋大3年、学法石川高卒)。「インパクトのある走りができた」と話す長距離界の若きエースの姿には余裕すら漂っていた。

 昨年も最終7区にエントリーされたが、胃腸炎を患い大会当日になって無念の欠場。「チームに迷惑を掛けた。2年分の走りをする」と闘志をみなぎらせた。6区の宍戸結紀(東和中3年)から2位でたすきを受けた時、トップ群馬との差は25秒。「どんな位置で(たすきを)もらっても絶対1位でゴールする」と並走する長野と共に差をぐんぐん縮めた。10秒、5秒と迫る。長野を置き去りにして7キロすぎに群馬を捉えると、ここが勝負どころとばかりに、群馬の選手に一瞬目をやり、左側から力強いストライドで一気に抜き去った。

 早めのスパートで後半は粘りの走りとなったが、区間記録にあと5秒と迫る37分14秒の区間最速タイムをマーク。7人でつないだたすきを胸に両手を大きく広げてフィニッシュテープを切り、右手で力強くガッツポーズをした。

 東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)の4区で区間新記録をたたき出し、東洋大の往路優勝に貢献した。成長著しい21歳は「今はまだ体ができておらず、ハーフ(21.0975キロ)しか走れないけれど、これから距離を伸ばしていきたい」とマラソンへの挑戦を視野に入れる。

 かつては北京五輪マラソン代表の佐藤敦之(京セラ女子陸上部監督、会津高卒)やマラソン元日本記録保持者の藤田敦史(駒大コーチ、清陵情報高卒)が「福島」のアンカーを務め、世界を舞台に戦った。駅伝王国の系譜を継ぐ相沢が世界へと羽ばたいていく姿を思い描くには十分な内容だった。

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