福島県悲願達成!若い世代が力強い走り 都道府県対抗男子駅伝

広島市の平和記念公園前を発着点に20日行われた第24回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会は、本県が東北勢初となる頂点に輝いた。最終区間まで優勝を争った群馬が2位、3位には長野が入った。表彰式では、本県チーム7区の相沢晃(東洋大3年、学法石川高卒)が優秀選手賞、安西秀幸監督(安西商会)が優勝監督賞、松田和宏(学法石川高教)、佐藤修一(田村高教)の両コーチが優勝コーチ賞を受賞した。
五輪ランナーを擁しても越えられなかった壁を若きランナーたちが平成の最後に力強く越えた。アンカーの相沢晃が両腕を広げ、フィニッシュテープを切ると、仲間の元へ駆け寄り歓喜の輪をつくった。
直近2大会で入賞すら逃していた本県チームは、社会人メンバー不在。学生のみのメンバーで大会に臨んだ。ただ登録選手の今季ベスト記録の合計は出場チーム中で1位。若いチームだけに勢いに乗れば強いが、一気に崩れる可能性もある。ふたを開けるまで分からないレースだった。
賭けは吉と出た。平均年齢17.8歳の若いチームは大人たちの不安を打ち消すレース運びを見せた。スタートから先頭集団に付け、4区で横田俊吾が区間賞を獲得すると、先頭の群馬を猛追した。たすきをつなぐごとにチームは勢いを増し、最後は独走でフィニッシュした。
佐藤敦之や藤田敦史を輩出したのはもう一昔前。「ここから駅伝王国福島が再構築できる」。本県の強さと低迷を知る安西秀幸監督(安西商会)は胸を張る若い世代のランナーたちを万感の思いで見やった。
- 「野馬追の里健康マラソン」12月1日号砲 南相馬・開催決まる
- 「福島絆マラソン」3月10日号砲 信夫山・山岳コース男女健脚
- 「奥川健康マラソン」6月16日号砲 4月1日から申し込み開始
- 「郡山市まちなか子ども夢駅伝」6月1日開催に変更 2019年大会
- 全国男子駅伝連覇へ決意!優勝祝賀会 相沢「来年もVサイン」
- 『福男』横堀さん『福女』瀬戸さん輝く 信夫山・福男福女競走
- 福島県チームに「知事表彰」 男子駅伝、東北勢初Vたたえる
- 有志ランナー疾走「来年も参加」 いわきサンシャインマラソン
- 再会約束!ウエルカムパーティー いわきサンシャインマラソン
- 寒波影響で5年ぶり開催「中止」 いわきサンシャインマラソン