都道府県対抗女子駅伝、きょう号砲

 
2大会ぶりの入賞を目指す本県チーム

 第42回全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に9区間42.195キロで開かれる。スタートは午後0時半予定。レース前日の13日は同市のかたおかアリーナ京都で開会式が行われ、本県代表は山口ありす(日大東北高3年)が旗手を務めた。また、各県のチームオーダーも発表された。

福島県のオーダー

 本県チームは昨年11月の東日本駅伝で3位となったメンバーを中心にオーダーを構成し、2大会ぶりの入賞を目指す。渡部裕也監督(若松二中教)は「大学生ランナーが充実し、選手層に厚みがある。団結力を発揮して8位以内に入りたい」と意気込みを語った。

 2番目に距離が長い1区には湯田和未(なごみ)(学法石川高1年)が抜てきされた。全国高校駅伝でも1区を走って12位と健闘しており、チームに勢いをもたらしたい。前回2区で13位と好成績を収めた平尾暁絵(大東大1年、学法石川高卒)は今回も2区を走り、流れをつくる。

 3区丹野星愛(せな)(大鳥中3年)は直前の合宿で力をつけており、好走に期待だ。4区鈴木葵(ニトリ、福島明成高卒)は高校生の時以来6年ぶりの出場で、実業団の意地を見せたい。

 5区山田桃子、7区佐藤美空の学法石川高3年生コンビと、昨年7区区間賞で今回6区を任された岩崎麻知子(拓大1年、学法石川高卒)の3人が粘り、入賞圏内で8区小野寺佳音(三春中3年)にたすきをつなげるかが勝負の鍵となりそうだ。

 最終9区の石井寿美(シスメックス、学法石川高卒)は東日本駅伝でも9区区間賞と調子が上向きで「元気いっぱいの若手がつないだ流れを生かし、恐れることなく走りたい」と闘志を燃やした。(佐藤智哉)

 湯田、1区抜てき

 先陣を切る1区には湯田和未(学法石川高1年)が抜てきされた。湯田は「チームの目標である入賞に向け、流れを持ってこられるように福島のために走りたい」と意気込んだ。

 調子の良さや昨年12月に行われた全国高校駅伝での経験を買われ、11日の京都入り後に1区起用を伝えられた。「最初はびっくりしたけど、任されたからにはチームに貢献したい」とレースに向け士気を高めた。

 1区は実業団や大学生の実力ある選手が集う。湯田は区間15位以内でのたすきリレーを目標に掲げ「プレッシャーもあるが、楽しんで走りたい」と平常心で都大路を駆ける。

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