栗とキノコのみそおこわ

 

 身近な存在の調味料「みそ」は、使い方や素材によって料理のバリエーションを無限大に広げてくれる頼もしい存在。近年、その健康効果は世界的に注目を集め、がんや生活習慣病の予防、老化防止や美白効果もあるという研究結果も。みその健康効果やおいしさを引き出す料理の研究に取り組む橋本ヨシイ先生が、みその魅力満載のレシピを紹介します。

 【栄養価】エネルギー391キロカロリー、食塩相当量1.4グラム ※1人分の値

 ◆材料 <4~5人分>

・もち米.........2合
・昆布.........約5センチ角
・栗.........10粒
・シメジ.........小1パック
・マイタケ.........小1パック
・油揚げ.........1枚
・三つ葉など(青みとして).........少量

 【A】
  酒.........大さじ2
  みそ.........大さじ2
  薄口しょうゆ.........小さじ1

 ◆作り方

(1)もち米は洗ってザルに上げ、水気をよくきって炊飯器の内鍋に入れ、少な目の水(約300ミリリットル)昆布を加えて1時間程浸けておく。
(2)具の下ごしらえをする。
 ・栗は鬼皮と薄皮をむいて半分位に切り、薄い塩水(分量外)に浸ける。
 ・シメジとマイタケは手で小房に分ける。
 ・油揚げは熱湯をかけて油抜きをし、粗みじんに切る。
 ・三つ葉はザク切りにする。
(3)炊飯器に(A)の調味料を加え、もち米の目盛りまで水を加える。
   油揚げ、キノコ、栗を散らしてスイッチを入れる。
(4)みそを溶き入れて火を止め、器に盛り付けてコーン(または輪切りのトウモロコシ)をのせる。青みに万能ネギの小口切りを散らし、好みでバターを少量のせる。

 【ワンポイント】

 炊飯器で作れる簡単おこわで、「おこわはちょっとハードルが高いな」と思っている方にもおすすめです。みそ風味なのでコクとうま味があり、優しい風味に仕上がります。もち米は普通のご飯(うるち米)を炊く時よりも若干長めに水に浸けてから炊くようにすると、ふんわり、軟らかく炊けます。水加減は、炊飯器の内釜に「もち米」の印がない場合は、普段のご飯より少なめの水加減がポイントです。また、栗はボウルに入れて熱湯をかけ、粗熱が取れるまで置いてから皮をむくとむきやすくなります。

 Profile【 料理監修・橋本ヨシイさん 】
 郡山市で「ヘルシークッキング教室」主宰。管理栄養士。元・福島学院大食物栄養学科講師。みそ健康づくり委員会のみそ料理レシピの管理、監修を行っている。
 〔協力紹介〕全国味噌工業協同組合連合会「みそ健康づくり委員会」。みその効用や知識、みそ料理のレシピ、全国のみそ屋mapなど、みそのことならおまかせ!

2023年11月号・Me&You「橋本ヨシイ先生監修・健康おいしいみそレシピ」より