いわき市がいわきFC「スタジアム構想」 スポーツでまちづくり

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 いわきFCを運営するいわきスポーツクラブのスタジアム整備に向けた支援について、いわき市は11日、国の支援事業を活用する基本計画が認められれば、早ければ来年度にもコンサルタントなどの専門機関による事業可能性調査を行う方針を示した。いわきFCと連携したスポーツを軸としたまちづくりが本格化する見通しだ。

 11日のいわき市12月議会一般質問で清水敏男市長が「スタジアム整備はスポーツだけでなく市の未来に向けた都市戦略。今後、専門機関による事業可能性調査を実施する必要がある」と答弁した。

 市は、地域の特性を生かした成長性の高い産業を支援する「地域未来投資促進法」に基づく基本計画を作成し、国から同意を受けるため協議を進めている。計画では、スタジアム整備に向けた調査のほか、クラブハウス「いわきFCパーク」を中心としたスポーツ合宿の促進などを検討しており、市は同社の活力を地域創生につなげたい考え。

 地域促進法は、従来の企業立地促進法を改正し今年7月に施行された。これまでの「成長、ものづくり」のほかに「観光、スポーツ、文化、まちづくり」も対象分野に加えた。企業や自治体の取り組みに対し、国が税財政や金融、規制緩和などの面から支援する。

 国の同意の可否は年内に発表される見通し。同意を受けた基本計画に基づき企業などが事業計画を策定。県の承認を受け事業を実施すると地方創生推進交付金など国庫補助を受けられる。

 同社が目指す、スポーツの力を最大限に生かした人・まちづくり実現に向けては10月、市やいわき商工会議所などが加盟する「スポーツによる人・まちづくり推進協議会」が発足している。いわきFCは来季、国内サッカーリーグで6部に相当する東北社会人リーグ2部に昇格する。