福島県内強風、転倒し2人けが いわきで最大瞬間27.4メートル

 

 18日の県内は発達した低気圧の影響で気圧の傾きが大きくなり、各地で強風となった。郡山消防本部によると、強風の影響で郡山市では自転車に乗っていた60代男性と墓参り中だった70代男性が転倒し、ともに軽いけがをした。福島地方気象台は暴風警報を出して交通障害などへの注意を呼びかけた。

 気象台によると、同日午前0時から午後4時までの最大風速(最大瞬間風速)は、いわき市小名浜で16.2メートル(27.4メートル)、白河市で18.4メートル(26.8メートル)、飯舘村で12.6メートル(25.8メートル)、郡山市で14.2メートル(25.7メートル)、いわき市山田で11.2メートル(24.7メートル)だった。海上や海岸では、19日明け方にかけて高波に注意が必要としている。

 在来線、運休や遅れ

 県内の在来線は18日、強風の影響で運休や遅れが相次いだ。

 東北線新白河―仙台間、磐越西線郡山―会津若松間、磐越東線郡山―小野新町間、只見線会津若松―会津川口間の上下線で計24本が運休。計35本に最大約2時間10分の遅れが生じ、計約7380人に影響した。

 常磐線は品川―仙台間上下線で計16本が運休、計30本に最大約1時間50分の遅れが生じ、約6300人の足が乱れた。水郡線水戸―郡山間では下り線1本が倒木の影響で約1時間35分遅れ、約40人に影響した。