酒気帯び運転で3台絡む追突事故、小学教頭を懲戒免職

 

 職場の送別会の帰りに酒気帯び運転をしたとして公立小の教頭が逮捕された事件で、県教委は19日、須賀川一小教頭の男(50)を懲戒免職処分にしたと発表した。処分は同日付。

 県教委によると、教頭は職場の送別会と2次会でビールなどを飲み、酒気を帯びた状態で乗用車を運転した。信号待ちをしていた乗用車に追突し、車3台が絡む追突事故を起こした。県教委の聞き取りに「自分に対しての甘さがあり、律することができなかった。後悔してもしきれない」と話しているという。

 県教委はまた、重傷交通事故を起こしたとして、県立特別支援学校の県中地区の40代男性教諭を減給処分とした。男性教諭は1月19日午後4時半ごろ、乗用車を運転して棚倉町の交差点に赤信号で進入し、右側から走行してきた乗用車と衝突。右側から来た乗用車を運転していた30代女性に重傷を負わせた。

 県教委の箱崎兼一教育次長は19日、県庁で記者会見し「再発防止に全力を尽くす」と陳謝した。本年度の懲戒処分は2件(前年度比1件増)で、免職は初めて。