比例代表・福島県関係は3人立候補 参院選、県内外で第一声

 

 4日公示された参院選で、福島選挙区の3候補と比例代表の本県関係3候補が第一声を上げた。

 比例代表では、自民党現職で外務副大臣の佐藤正久氏(58)=福島市出身、公明党現職で元復興副大臣の若松謙維氏(63)=郡山市、日本維新の会現職の山口和之氏(63)=郡山市=が県内外で支持を求めた。

 【佐藤正久候補】国民の命を守り抜く

 東京・西新宿のJR新宿駅前で第一声に臨み「国民の命と暮らしを守り、未来に責任を果たす政治に取り組む」と3選への決意を述べた。

 外務副大臣として「強くしたたかな外交で国民の安全、国益を守り抜く」と強調。東日本大震災を教訓に「災害は忘れる前にやって来る。想定外をなくすための備えが大切だ。国土強靱(きょうじん)化を進めていく」と訴えた。

 【若松謙維候補】少子高齢化克服する

 郡山市のJR郡山駅前で第一声。「福島の復興を成し遂げるため再度働かせていただきたい」と声を張った。

 消費税率引き上げに合わせた軽減税率の導入など、公認会計士の経験を生かして力を注いできた政策をアピール。「少子高齢化を乗り越えることができるのは自公政権しかない」と強調し「使命を果たすため死力を尽くし戦う」と決意した。

 【山口和之候補】誰一人取り残さない

 郡山市の選挙事務所前で第一声。「誰一人取り残さない社会を実現したい」と訴えた。

 理学療法士としての現場での経験を生かし「医療、介護、リハビリテーションを一丸のものとして、命輝く未来をつくりたい」と強調。その上で、脳卒中・循環器病対策やがん対策、自立支援、尊厳ある高齢化社会を推進することの重要性を主張した。