安倍内閣の支持率44%、不支持41% 参院選・福島民友世論調査

 

 福島民友新聞社と読売新聞社が共同で12~14日に実施した第25回参院選の世論調査によると、県内での安倍内閣の支持率は44%で、2017(平成29)年10月に行った衆院選の本社世論調査に比べ14ポイント上昇し、不支持は41%で14ポイント下落した。

 男女別では、男性が支持49%(前回30%)に対して不支持37%(同60%)で支持が上回った一方、女性は支持38%(同30%)、不支持44%(同51%)で不支持が多かった。

 年代別では、60代の5割弱が支持した一方、70代以上では支持39%、不支持49%で不支持が上回った。職業別では、サラリーマンは53%が支持し、31%が不支持だったほか、専業主婦の約4割が支持。無職の約半数が不支持となった。

 衆院小選挙区ごとの地域別では、福島5区の約6割が支持し、1~3区は4割程度の支持で不支持と拮抗(きっこう)、4区は3割強の支持に対し不支持は5割弱だった。

 政党支持率は自民党が41%でトップだった。自民は17年10月の衆院選から9ポイント上昇した。立憲民主党が8%で続き、公明、国民民主の各党が各3%、共産、社民、日本維新の会の各党が各2%で、支持政党なしの無党派層は28%だった。

 男女別で見ると、男性の45%が自民を支持しており、立憲民主が7%、国民民主、日本維新の会が各3%、公明が2%、社民、共産が各1%。女性も自民支持が35%と最も高く、立憲民主が10%で、公明5%、共産4%、社民3%、国民民主1%となった。無党派層は男性31%、女性25%。

 職業別では、サラリーマンの41%が支持するなど自民が全てでリードした。立憲民主は商工業と専業主婦の約1割が支持している。

 比例投票先は自民「4割弱」

 比例代表の投票先として考えている政党は、自民党が4割弱で最も多く、立憲民主党が1割強で続いた。国民民主党、公明党、共産党、日本維新の会、社民党はいずれも1割弱にとどまっている。約2割が無回答だった。

 自民は自民支持層の8割強を固め、職業別ではサラリーマンの5割弱、専業主婦と商工業の3割強から支持を集めている。年代別では、回答者の約3割を占めた70歳以上を中心に全世代でトップの支持となっている。

 立民は、立民支持層の9割弱を固め、無党派層の2割弱から支持を得ている。専業主婦の2割弱、サラリーマンの1割強のほか、現在の内閣を支持しない有権者の2割強に浸透。10、20代の3割弱が支持している。