【福島県議選・前線ルポ】世代交代で「力拮抗」-会津若松市

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 前回トップ当選した自民の前議長が7月の市長選前に辞職、民主もベテラン現職の引退で世代交代が進む中、各陣営は「力は拮抗(きっこう)している」との見方だ。

 自民は佐藤義憲、大竹俊哉の40代新人2人を擁立、8年ぶりの2議席を目指す。佐藤は父(元市議)の支援者や、自身が秘書を務めた地元衆院議員の支持層を中心に支持拡大を図る。市議2期の大竹は地元企業で勤務した際のつながりや市議会での実績を強調、草の根運動を展開する。両陣営は、前回の自民2候補が獲得した約1万7000票の確保に努めるが「(前議長の)市長選出馬取りやめで(党組織の)求心力が低下した。前回の票がどれだけ他に流れるか」(陣営幹部)と警戒する。

 民主は現職、新人で現有2議席の維持に全力を挙げる。城北地区を地盤とする現職の宮下雅志は、元衆院副議長の支援を受け、震災時からの唯一の現職として実績や安定性を訴える。新人で前市議会副議長の渡部優生は選対本部長に今期で引退するベテラン現職(65)を迎えた。支持層を引き継ぎ、地元の河東地区や労組票で上積みを狙う。両陣営とも、社民が前回得た約5000票の取り込みに注力する。

 共産は新人の古川芳憲が街頭演説を重ねて無党派層への浸透を意識。主要4市唯一の空白区で16年ぶりの議席獲得を目指す。

 告示直前に維新を離党した現職水野さち子は衆院議員(福島4区)が全面支援。市東部や湊地区など若年層を中心に支持を集める。

 民主と自民"一騎打ち"

 【東白川郡】3期目を狙う民主現職と自民新人による一騎打ち。両陣営は当選ラインを1万~1万1000票と分析、ともに党組織を基盤に地元棚倉町で激しく票を奪い合う。

 民主現職の立原龍一は元外相の支持層を頼りに労組票を固める。塙町での集票にも注力、他党や無党派層の切り込みにも懸命だ。

 自民新人の宮川政夫は表明が遅れたが、3年前の棚倉町長選での得票に加え党支持者の多い塙、鮫川、矢祭で票の上積みを図る。

 現職・3人に新人が挑む

 【白河市・西白河郡】4選を目指す自民、民主の現職3人に対し、無所属新人が挑む。自民現職の満山喜一は地元の旧白河市を中心に党支持層を固める。旧東村が地盤の自民現職の渡辺義信は重点地域を設けず全域での集票に走る。

 民主現職の三村博昭は地盤の矢吹町を中心に党組織の集票に力を入れる。

 白河市長選などに出馬した新人の金山屯は街頭演説で無党派層に訴える戦術。(敬称略、おわり)