生徒に1票の重さ解説 塙工高で主権者教育講演会

 
選挙制度を学ぶ生徒たち

 塙工高は27日、塙町の同校で3年生約60人を対象に主権者教育講演会を開いた。生徒が選挙の仕組みや1票の重さに理解を深めた。

 「18歳選挙権」の導入を受け、選挙への関心を高めようと開いた。町選管に協力を依頼し、町明るい選挙推進協議会長の荒川実さんと町選管書記の白石義文さんを講師に迎えた。

 荒川さんは「親、評論家、マスコミなどさまざまな意見を参考に、主体的に判断して投票してほしい」と呼び掛けた。

 白石さんは少子高齢化や若年層の投票率低下により、若者の意見が政治に反映されにくくなっていることを指摘した。

 7月3日生まれで、今回の参院選から有権者になった生徒(17)=塙町=は「投票する若い人が減っていることが分かった。講演を聴く前は『親に言われたら投票に行けばいい』と思っていたが、有権者になったからには投票に行かなければならないと思った」と話した。