現職・小林氏、再選出馬へ 福島市長選、12日にも立候補表明

 

 12月7日の任期満了に伴う福島市長選で、現職で無所属の小林香氏(58)が再選出馬の意向を固めた。12日にも福島市で記者会見し、立候補を表明する見通し。

 市長選を巡っては、民進党や自民党系など超党派の市議有志が復興庁福島復興局長の木幡浩氏(56)に出馬を要請しており、木幡氏も近く立候補について判断するとみられる。

 小林氏は伊達市保原町出身。福島高、中大法学部卒、英国サセックス大修士課程修了。旧大蔵省、財務省を経て2002年から環境省。09年7月からは2年間、同省東北地方環境事務所長を務めた。

 前回13(平成25)年の市長選で現職を破り初当選を果たした。市政変革を訴え、1期目は同市の中核市移行や中心市街地活性化などに取り組んだ。

 現職が立候補の意思を固めたことで、今後は対抗馬の動向が焦点となる。関係者によると、市議有志から出馬要請を受けた木幡氏は立候補に前向きな姿勢を示しているとされ、選挙戦となる可能性が高い。このほかにも水面下で立候補を模索する動きもあり、今後の動きが注目される。