激戦の様相...現・元2候補の舌戦続く 二本松市長選・終盤戦へ

 

 二本松市長選は23日、終盤戦に入った。届け出順に、元職で元県議会議長の三保恵一候補(68)と、現職で再選を目指す新野洋候補(66)の両陣営による舌戦が続いている。投票日は26日。

 4年を経て前回と同じ顔ぶれによる今回も激戦の様相だ。投票率について、両陣営ともに前回の64.72%を上回り、60%後半になると予想した。得票目標については、いずれも前回の当選ライン1万5000票を上回る1万7000~1万8000票としている。

 それぞれ、地区後援会や支持組織などの票固めを進めるとともに浮動票の取り込みにも力を注いでいる。

 三保陣営は「市民が主役」の立場を強調。地区後援会をフル稼働させ現職に批判的な勢力を結集する戦略で投票先を決めていない有権者への支持拡大を狙う。

 新野陣営は、推薦を受けた自民党二本松総支部の県議、市議らの組織を活用しながら各年代への浸透を目指す。市内全域を巡り、投票率向上にも力を入れる。

 18日現在の有権者数は4万7217人(男性2万3105人、女性2万4112人)。