立候補予定者2人が市発展へ政策 喜多方市長選・公開討論会

 
公開討論会で考えを述べる菅野氏(左)と遠藤氏

 任期満了に伴い21日告示、28日投開票で行われる喜多方市長選の公開討論会は18日、同市で開かれ、立候補予定者2人が子育て支援や市全域を発展させるための政策などについて考えを述べた。会津喜多方青年会議所(JC)の主催。

 いずれも無所属の新人で、元県議の遠藤忠一氏(69)と元市建設部長の菅野康裕氏(62)が登壇。市民約180人が来場した。

 子育て支援について、遠藤氏は「地域全体で子育てできるコミュニティーづくりや学校給食の保護者負担軽減などに取り組みたい」と主張。菅野氏は「待機児童の解消を目指したい。0~2歳の受け入れが課題となっており、保育士確保などに努める」とした。

 市全域を発展させるための政策について、遠藤氏は「構想段階にある子どもの屋内遊び場や図書館など老朽化した施設を集約して複合施設を整備したい」と強調。菅野氏は「合併後の行政運営について、検証データで『見える化』を図り、旧5市町村の均衡ある発展を進めたい」と訴えた。