伊達市長「イオン今年開業難しい」 人手不足や資材高騰影響か

 

 伊達市に開業予定の大型商業施設「イオンモール北福島(仮称)」の開業時期を巡り、須田博行市長は26日の定例記者会見で「(当初予定の)今年12月1日の開業は難しいと認識している」との見解を示した。同施設は開業が1年以上ずれ込み、2026年中とする方向で調整されている。須田市長は、イオンモール側から市への正式な説明はないとした上で「市民や地域経済のためにも早い開業を期待している」と述べた。

 関係者によると、開業の大幅な遅れは建設工事の人手不足や建築資材の高騰などの影響が大きいとみられる。店舗の名称については「イオンモールふくしま伊達」で調整しているという。

 イオンモールは福島民友新聞社の取材に「24年以降としている開業時期に変更はない。具体的な開業時期などについて調整でき次第発表する」とコメントしている。