現職・高橋宣博氏が無投票3選 桑折町長選、人口減少対策が信任

 
無投票で再選を果たした高橋氏(左)。右は妻幸子さん

 任期満了に伴う桑折町長選は18日告示され、無所属で現職の高橋宣博氏(61)=2期=のほかに立候補の届け出がなく、高橋氏が無投票で3選を果たした。無投票は2期連続。

 高橋氏はこれまで子育て支援など人口減少対策や、災害公営住宅の整備などに取り組んできた。今後、東北中央道「相馬福島道路」の開通や役場新庁舎の建設などが予定されており、町の転換期に向けた環境整備を進める方針。

 任期は30日から4年。当選証書授与式は24日午前9時から町役場で行われる。

 再び町政かじ取り役に

 18日に告示された桑折町長選は無投票となり、高橋宣博氏(61)=2期=が再び町政のかじ取り役を担うことになった。人口減少対策や災害公営住宅の整備などを積極的に進めた高橋町政が信任された形だ。

 高橋氏は2期目で災害公営住宅や屋内温水プール・多目的スタジオ「イコーゼ!」などの整備に注力したほか、定住促進に向けた子育て支援などを展開した。

 高橋町政の3期目は、同町で東北道と接続する東北中央道「相馬福島道路」は2020年度の開通が見込まれるなど町を取り巻く状況が一変する。

 好機をどう生かし、雇用や税収の確保などにつなげられるか。高橋氏の手腕が問われる。