川俣で福島県初「共通投票所」導入 知事選、利便性向上に期待

 

 川俣町は、知事選で町内の有権者なら誰でも利用できる「共通投票所」を県内の自治体で初めて導入する。町は、有権者の利便性向上や投票率向上につながると期待する。

 共通投票所は、投票区ごとに決められた投票所以外でも、自治体の選挙人名簿に登録されていれば誰でも利用できる。町は鶴沢公民館を共通投票所にする。

 町選管によると、町の投票区再編で、これまで投票所だった同公民館が投票所から除外されたが、同公民館は福島市と同町を結ぶ国道114号沿いに位置し、大型のショッピングモールにも隣接。これまで同公民館を利用していた有権者のほか、買い物に訪れた有権者の利便性向上にもつながればと、共通投票所を設けたという。

 担当者は「初めての試みだが、買い物などのついでに投票できる」と話し、投票率向上に期待を寄せた。