年内にも「参院選」候補者 福島選挙区、野党が5者協議会方針

 

 来夏の参院選福島選挙区(改選1)を巡り、国民民主、立憲民主、社民の各党と無所属県議、連合福島でつくる「5者協議会」は27日、福島市で会合を開き、年内の候補者決定を目指す方針を確認した。会合後、取材に応じた連合福島の今野泰会長は「中央の政治情勢をにらみながら、早ければ年内の人選を目指す。本県出身者で、安倍政権と闘う強い意志を持つ人を擁立したい」と話した。

 同日の会合では、連合側が参院選の基本政策として「『国民主権』『基本的人権の尊重』『平和主義』を掲げる日本国憲法を堅持し、立憲主義の貫徹」など6項目を提案した。今後は各党、団体の内部で意見集約を図り、12月21日に開く次回会合で基本政策の合意を目指す。今野会長は「年内に国会議員や県連代表らの出席のもとで、基本政策の調印を行いたい」としている。

 参院選を巡っては、自民党が現職の森雅子氏の公認を決定。共産党は新人で県委員会書記長の野口徹郎氏が立候補を表明している。