31日にも水野氏に要請 5者協、参院選へ国民県連「離党了承」

 

 7月に予定されている参院選で、国民民主、立憲民主、社民各党の県連と無所属議員、連合福島で組織する「5者協議会」は31日にも、福島選挙区(改選1)の統一候補として国民県連筆頭副幹事長の水野さち子県議(56)=会津若松市選挙区=に出馬要請する見通しとなった。

 国民県連は29日、福島市で総務会を開き、国民以外の4者から擁立の条件として提示されていた水野氏の離党を了承。5者協議会として出馬要請する準備が整った。増子輝彦県連代表は「野党が一丸となるためには、党籍を離れて完全無所属の形で選挙戦に臨む」と述べ、水野氏が出馬要請を受諾した場合、離党の手続きを進めるとした。

 国民以外の4者は、離党した上で無所属となり、各党が推薦する形での擁立を提案。国民側は党籍を残したまま無所属となることを要望していたが、国民以外からは離党を求める意見が上がっていた。

 福島選挙区では、自民党が現職の森雅子氏(54)=2期、公明推薦=の公認を決定。共産党は新人で県委員会書記長の野口徹郎氏(43)が立候補を表明している。