投票用紙を二重交付か 福島市議選、投票所で1枚紛失

 

 6月30日に投票が行われた福島市議選の投票所で投票用紙1枚を紛失した問題で、市選管の調査の結果、投票者に投票用紙を二重交付したとみられることが2日、分かった。投票所の入場券受け付けと投票用紙を手渡した記録が合致しており、1人に2枚の投票用紙を渡した可能性が高いという。

 市選管によると、ミスがあったのは水保小に設置した投票所。6月30日午前9時40分に投票所の入場券と投票用紙の数を照合したところ、投票用紙が1枚足りなくなっていた。

 また、その後の開票結果では投票数が1票少なかったが、寺内勝宣事務局長は「(二重交付があったものの)2票分の持ち帰り票があった可能性がある」としている。