SNS活用、呼び掛け本格化 福島県選管「非常時こそ投票を」

 

 10日投開票の県議選で、県選管は若年層の投票率アップに向け、会員制交流サイト(SNS)での呼び掛けを本格化させている。「フェイスブック」「ツイッター」など4種類のSNSに加え、動画投稿サイト「ユーチューブ」で関連広告を展開。選挙を身近に感じてもらおうと、若者文化をフル活用して啓発を図っている。

 知事選や参院選を題材にした「模擬選挙」を2012(平成24)年度、県選管の職員が学校などに出向いて選挙制度などを解説する「出前講座」を17年度から実施するなど、高校生や大学生を対象にした継続的な取り組みも重視している。

 県選管の担当者は今回の県議選について「台風19号被害で全県的に投票率の低下が懸念される」とした上で「こうした非常時だからこそ、皆さんの意思や希望を1票に込めてほしい」と投票を呼び掛けている。