「郡山市長選」4月18日投開票 選管確定は午後11時40分ごろ

 

 任期満了に伴う郡山市長選は18日、投開票が行われる。いずれも無所属で、新人の元県議勅使河原正之候補(69)、元市議の川前光徳候補(54)、3選を目指す現職の品川萬里候補(76)=2期=の3人は遊説最終日の17日、市中心部などで支持を訴える予定。

 投票は18日午前7時~午後8時、市内149の投票所で行われる。開票は午後9時30分から宝来屋郡山総合体育館で行われ、選管確定は同11時40分ごろの見込み。

 17日は、勅使河原候補が大票田の旧市内を中心に遊説し菜根の選挙事務所で締めくくる。川前候補は湖南町や熱海町などを遊説後、JR郡山駅西口駅前広場で打ち上げる。品川候補は市街地を重点的に回った後、長者の選挙事務所で打ち上げ式に臨む。

 今回の市長選は、新型コロナウイルス感染症への対応や災害対策、少子高齢化が進む市の将来像などを市民にどう示せるかが焦点となっている。

 同市では近年の選挙の投票率が30%台と低迷が続いている。期日前投票は前回を上回って推移しているが、投票日当日の投票者数が落ち込むことも考えられ、投票率の行方は不透明だ。

 勅使河原陣営は山積する課題から市民の関心は高まるとみて、投票率は前回(38.05%)を上回る40%を想定。5万票の獲得を目指す。川前陣営は、投票率は前回を下回る36~37%と予想し、当選ラインを5万票とした。品川陣営は投票率を前回並みの38%程度と予想。当選ラインは5万5000票と設定し、集票を目指す。

 選挙人名簿登録者数は3月1日時点で27万124人(男性13万1682人、女性13万8442人)。