郡山市長選、3候補が最後の訴え 4月18日投開票

 
支持者とグータッチする勅使河原氏(右)支持者に最後のお願いをする川前氏(中央)集まった支持者とグータッチする品川氏

 18日投開票の郡山市長選で、7日間にわたり選挙戦を繰り広げてきたいずれも無所属で、新人の元県議勅使河原正之候補(69)、元市議の川前光徳候補(54)、3選を目指す現職の品川萬里候補(76)=2期=は17日、市中心部や選挙事務所で「最後のお願い」を訴え、支持を呼び掛けた。

市政刷新呼び掛け 勅使河原正之候補

 勅使河原候補は、市中心部などを巡った後、菜根の選挙事務所でラストコールを響かせた。

 「全市を巡り、多くの方々から温かい声を掛けていただいた。その声に背中を押されて今日までやってくることができた」と感謝の言葉を伝え、「新しい風を吹かせるための切符は皆さんが持っている。どうか力を貸してほしい」と市政刷新を呼び掛けた。

持てる全てを注ぐ 川前光徳候補

 川前候補は、湖南町や熱海町などの郊外を巡った後に旧市内に入り、JR郡山駅西口駅前広場で打ち上げ式に臨んだ。

 集まった支援者とグータッチをし「思った以上に支持を広げていただいた」と感謝。「投票箱のふたが閉まるまで、まだまだやれることはある。自分の持てる全てを注ぎ込む」と述べ、支持者らと「勝つぞ」コールで勝利を誓った。

課題の解決が使命 品川萬里候補

 品川候補は、街頭演説を交えながら富久山町や安積町など市中心部を巡り、長者の選挙事務所で打ち上げ式に臨んだ。

 品川候補は支持者を前に、「選挙カーに乗りながら、市内のさまざまな課題を感じた」と選挙戦を振り返り、「国や県と政策調整をしながら取り組まなければならない課題を解決することが3期目の私の使命と確信した」と訴えた。

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期日前投票3万9065人

 郡山市選管によると、市長選の期日前投票者数は告示翌日の12日から17日までの6日間で3万9065人だった。前回比1万126人増で、市長選での期日前投票者数では過去最多となった。

 期日前投票は、市役所本庁舎や市内14の各行政センターなど17カ所で行われた。