元衆院議員・宇佐美氏が正式表明 いわき市長選、9月5日投開票

 

 任期満了に伴い8月29日告示、9月5日投開票で行われるいわき市長選で、元衆院議員の宇佐美登氏(54)は25日、同市で記者会見し、無所属での立候補を正式に表明した。

 宇佐美氏は、医療福祉や災害対応など五つの柱を示した。特に医療や子育て支援の充実を目指して、年中無休で夜間受診が可能な小児科・内科の創設を挙げながら「衆院議員の経験や人脈を生かし、市民の一人一人が安心できるまちをつくりたい」などと述べた。

 宇佐美氏は東京都出身。早大理工学部卒。衆院議員を2期務めた。2012(平成24)年から同市に居住。13年と17年の市長選に無所属で出馬したが、落選した。

 市長選を巡っては、現職の清水敏男氏(57)=2期、元文部科学省室長で新人の内田広之氏(49)、常磐共同ガス(いわき市)前社長の猪狩謙二氏(58)も立候補を表明しており、選挙戦が確実な情勢だ。