20代の投票率19.78% 福島県議選、関心の薄さ浮き彫り

 

 福島県選管は18日、11月12日に行われた県議選の年代別投票率を公表した。4年前の前回県議選と比べ、10代が横ばい、30代がやや上昇したが、そのほかの年代は低下した。20代の投票率(19.78%)は2割を切り、若い世代を中心に関心の薄さが浮き彫りになった。

 年代別投票率と前回との比較は【表】の通り。年齢別では20~24歳の17.19%が最も低く、19歳の18.23%とともに2割を下回った。県選管は、若い世代の関心の低さに加え、住民票を残したまま進学や就職で地元を離れ、現在の住居地で選挙権がないことも要因とみている。

 ただ、最も高い70~74歳でも58.22%と6割に達していない。前回比では19歳と30代でやや上昇したが、ほかの年代では低下し、75~79歳の低下幅が2.89ポイントで最も大きかった。

 県議選の投票率は全体でも40.73%と過去最低を更新している。県選管は、今年新たに設立した「選挙啓発サポーター」制度を広げるなどして若年層を中心に投票率の向上を図る。