小野町議選、当選者11人決まる 定数割れ無投票、再選挙はなし

 

 任期満了に伴う小野町議選は16日告示され、定数12に対して現職8人、新人3人が立候補し、定数を1下回る計11人の無投票当選が決まった。任期は2月1日から4年。

 町選管によると、補選を除く町議選での無投票は1996年以来28年ぶりで、欠員が出るのは初めて。公職選挙法の規定で、欠員が定数の6分の1(小野町の場合2人)を超えていないため、再選挙は行わない。

 当選証書付与式は22日午前10時から、議場で行う。

 なり手不足浮き彫り

 初の定数割れとなった小野町議選。欠員の発生を避けようと、告示当日まで立候補を模索する動きが見られたが、立候補には至らず、議員のなり手不足が浮き彫りとなった。

 町議会は前回町議選後に現職1人が死去し、欠員1のまま運営してきたが、改選を前に現職3人が引退を表明。一方、新人の立候補は3人にとどまった。ある町関係者は「新型コロナウイルスの影響で、議員活動を制限された面が大きい。世代交代がうまくできなかったのではないか」と語った。

◇小野町議選当選者
(定数《12》-11、届け出順、敬称略)
竹川 里志 68 自営業 無現
橋本 善雄 43 会社役員 無新
田村 弘文 72 農業 無現
先崎 勝馬 70 町議 無現
中野 孝一 65 農業 無現
国分 順一 61 無職 無新
羽生 洋市 68 農業 無新
宗像 芳男 71 自営業 無現
会田百合子 61 町議 諸現
緑川 久子 68 会社役員 無現
水野 正広 72 会社役員 無現