パラ代表・鈴木猛史選手に「必勝」腹巻き 福島の編み物教室贈呈

 
ニットサロンのメンバーから腹巻きや花束を受け、活躍を誓う鈴木選手(前列中央)。前列左は妻響子さんと長男愛士ちゃん

 北京冬季パラリンピックに出場するアルペンスキー男子座位の鈴木猛史選手(33)=KYB、猪苗代高卒=は12日、妻響子さん(39)が通っている福島市太田町の編み物教室「ニットサロンMOCO」から激励品として腹巻きの贈呈を受けた。大会本番で着用することを約束し「福島のみんなと一緒に戦っていることを忘れない」と決意を語った。

 腹巻きは教室メンバーら約40人が順番に手編みし、必勝などの願いが詰まったもの。鈴木選手が好きなピンクと、白の2色を使ってボーダー柄のデザインとした。2018年の平昌大会では教室のメンバーらが日の丸をイメージしたニット帽をプレゼントしたが、大会の規定で身に着けられなかったため、今回は本人の希望でユニホームの下に着用できる腹巻きを作った。

 教室を主宰する丹治知子さんが「持っている力を出し切ってほしい」とエールを送り、鈴木選手に腹巻きを手渡した。妻響子さんと長男愛士(まなと)ちゃん(3)が同席した。

 北京大会は3月4日に開幕する。鈴木選手は5大会連続出場で計5種目に挑む。本命の回転では14年ソチ大会以来2大会ぶりの金メダル獲得を目指しており「レベルが上がっていて厳しい戦いになるが、集大成の舞台としてこれまでの経験を生かしたい」と見据えた。

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