いわき海星が4年ぶり「初戦突破」 序盤に流れ、本宮に5-0
第100回全国高校野球選手権記念福島大会が7日、開幕試合となった同球場の1回戦第1試合は、いわき海星が本宮を5―0で下し、2回戦に進出した。
500人を超す全校応援と地元いわき市民の後押しを受け、いわき海星ナインが4年ぶりに初戦を突破した。開幕試合を引き当てた主将で4番の水野太智(3年)は「応援に助けられた」と地元の熱い声援に感謝した。
春の大会後、打撃の調子を崩したまま夏の本番を迎えた水野。第1打席こそあっさりと凡退したが、「当てに行っていた。思い切ってやろう」と弱気な気持ちを吹っ切った第2打席に主砲の意地を見せる。
相手投手のスライダーを思い切り振り抜いた打球は、走者2人をかえす適時二塁打となり、試合の流れを大きく引き寄せた。
「長く戦いたい」と話す水野。開幕試合独特の緊張感を振り払った主砲の活躍で、チームにも勢いが付きそうだ。