仲間に感謝...手術を乗り越え『最後の夏』 ザベリオ・白井選手

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【ザベリオ-若松商】手術を乗り越えプレーしたザベリオ一塁手の白井=あいづ球場

 11日に会津若松市のあいづ球場で行われた第101回全国高校野球選手権福島大会1回戦。若松商に敗れたザベリオの白井初明(もとはる)(3年)は昨春に右膝を手術し、懸命のリハビリを乗り越えて8番一塁手で先発出場した。つらさから野球をやめることも考えたが、仲間の支えで迎えた最後の夏。今も残る痛みをこらえ、白球を追った。

 右足を一塁ベースにつけたまま伸ばし、送球を受け取る。膝を曲げて守備の体勢を取ることも。「まだ膝を曲げたりするのはきついんです」。それでも試合に出られた喜びが痛みを忘れさせた。

 1年の夏から大会に出ていたが、異変が起きたのは2年の春。膝の軟骨が剥がれる症状が出て、手術を受けた。しばらく野球から離れ、リハビリの日々。リハビリはきつく、歩くことも大変だった。野球をやめようかとも思った。「もう一回一緒に野球をやろうよ」。そんな時に掛けられた仲間の言葉が心に響いた。家族にも支えられ、踏みとどまった。

 昨秋や春の大会には出場できず、最後の大会に懸けようと、痛む足をこらえて練習に励んだ。

 迎えたこの日。そつなく守備をこなし、献身的にプレー。6回に途中交代するまで、フィールド内を駆け回った。

 「一人も欠けることなく最後までできた。思い出をつくってくれてありがとう」。仲間への感謝があふれる。そして「これからはけがを治し、どんな形でもいい、野球に携わっていきたい」。次の目標に向け、走りだしていく。

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