安達控え左腕・阿曽「無安打無得点」 会津北嶺を6回コールド

 
【会津北嶺―安達】6回参考で無安打無得点に抑えた安達の阿曽=いわきグリーンスタジアム

 15安打を放った安達が会津北嶺を6回コールドで下した。安達は初回、1死一、三塁から加藤の適時打で先制すると、諸橋、村田も適時打を放ち、4点を先行。その後も着実に加点した。投げては先発阿曽が6回を無安打に抑えた。

 安達の控え左腕、阿曽僚太(3年)が今夏初登板で6回参考ながら無安打無得点の快投を見せた。「落ち着いて一つ一つのアウトを取れた」と人生初の記録に頬を緩ませた。

 この日投げた全64球のうち約6割は変化球。特に持ち味のスライダーが終始低めに決まり、アウト18個のうち10個を内野ゴロで奪った。「(変化球を)有効に使って勝負できた」と振り返る。

 平工との1回戦は登板せず、中堅手としてエース佐藤大那(同)の背中を見つめていた。9回を投げきったライバルの姿に触発され「いつでも投げられるように準備しよう」と気持ちを高め、臨んだのがこの試合だった。

 無安打無得点を意識した6回には、力みからこの試合唯一の走者を死球で出した。この日唯一の失投を反省しながら、「次も無失点に抑えたい」と次戦を見据えた。

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