入賞まであと『1秒』前回上回る大健闘 都道府県対抗男子駅伝

 
あと一歩で入賞に届かず悔しさを浮かべる本県チームの(左から)遠藤、住吉秀昭、半沢ら

 21日に広島市の安芸路を舞台に行われた第23回全国都道府県対抗男子駅伝。昨年の28位を大きく上回る9位と大きく飛躍した本県だが、2大会ぶりとなる入賞はわずか"1秒"の差に泣いた。

 実績豊富な半沢黎斗(学法石川高3年)と遠藤日向(住友電工、学法石川高卒)の"学石コンビ"を前半に配置。一時は2位に付けるなど、見せ場すらなかった昨年とは全く違ったレース展開となり、安西秀幸監督も「思い描いたレースプラン通りだった」と振り返る。

 ただ、実力者がそろうアンカーに予定していた箱根駅伝2区3位の相沢晃(東洋大2年)欠場や後半のレース展開など、「選手が実力を出し切れない状況が続いた」と安西監督。前半の勢いを後半まで持続できずに、8位茨城県とたった1秒の差で入賞を逃した。

 それでも9位という結果は、下位に沈んだ昨年からの復活ののろしだ。「この『1秒』が明日の選手たちの頑張りにつながるはず」。選手団長を務めた福島陸上競技協会の鈴木浩一会長はレース後、選手らの健闘をたたえた。

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