女子・会田が3連覇「1番苦しいレース」 喜多方健康マラソン

 
3連覇した会田智子(日本水泳振興会)

 第34回蔵のまち喜多方健康マラソン大会は3日、喜多方市の押切川公園スポーツ広場を発着点に開かれ、高校生以上女子の会田智子(41)=日本水泳振興会=が42分56秒で3連覇を果たした。

 苦しみながらも力を振り絞った。10キロ高校生以上女子に出場した会田智子(郡山・日本水泳振興会)は3連覇を指で表現しながらゴール。ほっとした表情で「ここ3年間で1番苦しいレースだった」と、これまでの経験を生かした試合巧者ぶりを発揮した。

 万全の調子ではない中でのレース。前回大会に出場した娘萌夏さん(15)の受験や仕事などで、レース1カ月前から1日7キロほどしか走れず、体重も落ちた。

 「本調子でないなら気持ちで乗り切ろう」。今回は仲間の声援をもらうタイミングを考えた。会田が1番苦しい場所と思った折り返し地点に地元・喜多方の競技仲間を呼んだ。声援を聞き「気持ちに余裕が持てた」。

 残り2キロ地点で左足がつりそうになったが、焦らずペースを落として対応するなど、競技歴約30年の経験で窮地を脱した。残り1.5キロ地点でギアを切り替え、気付けば2位に2分18秒差を付けて圧勝した。

 今年は水泳とランニングを組み合わせた「アクアスロン」などにも挑戦している。「さまざまな競技で体力を付け、次はハーフマラソンに挑戦したい」と、苦しさの中にも収穫を得たレースに満足していた。

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