男子・中央台南は力走17位 全国中学駅伝、植村が区間3位快走
駅伝の第26回全国中学校大会は16日、滋賀県野洲市の希望が丘文化公園で開かれた。県勢は、男子(6区間18キロ)で8年ぶり3度目の出場となった中央台南が58分18秒で17位、女子(5区間12キロ)で4年ぶり4度目の出場の若松一が43分13秒で21位だった。
男子は、桂(京都)が56分33秒で制し、女子も41分34秒で優勝、大会史上初の男女制覇を成し遂げた。男子の2位は中之条(群馬)3位は曽根(福岡)、女子の2位は東(静岡)3位は七尾(石川)だった。
5区・植村、区間3位「びっくり」
中央台南の植村真登(1年)が初の全国の舞台で区間3位の快走を見せた。バスケットボール部との二足のわらじだが、駅伝の練習を重ね、並み居る強豪校の選手を押しのけてチームに貢献した。「区間10位ぐらいを目標にしていたので自分でもびっくりしている」と笑顔を見せた。
バスケ部に入部後間もなく「体力をつけよう」と自ら希望して5月ごろから駅伝の練習に参加。約30分の朝練で汗を流し、放課後はバスケ部の練習に打ち込んだ。ほかのメンバーよりも少ない駅伝の練習時間を補うため、上級生と並走する練習を重ね、10月の県大会では5区で区間賞を取るまでに力をつけた。
植村の「本職」であるバスケのポジションは冷静さが求められるポイントガード。その経験もあってか、全国の舞台でも緊張は少なく「周りのペースに巻き込まれないように走ろう」とたすきを受けた。マイペースを貫くと、大会前に行った試走のベスト記録を11秒縮める9分38秒の好記録をたたき出した。水口浩孝監督は「1年生らしからぬ落ち着きがあり結果を出せる選手」と手放しでたたえた。
「気持ちよく走れた。駅伝でもバスケでも、また大きい大会に出たい」と植村。大舞台での経験を糧に二つの競技でさらなる活躍を目指す。
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