セシウム半減、年齢で違い

 

 放射性物質は、放射線を外に出しながら、徐々に安定な物質へと変わっていきます。放射性物質から放射線を出す能力が半分になるまでの時間のことを半減期というのでした。

 前回は、半減期の長さと身体への影響についておさらいしました。半減期が長いか短いか、だけではどちらが身体に良くないかの判断はできません。長時間でも、時間当たりの被ばくが小さければ、トータルの影響は小さく、逆に短時間でも時間当たりの被ばくが大きければ、トータルの影響は大きくなります。

 今回は、半減期についてもう少し細かく復習しましょう。

 身体の中に放射性物質が入ってきた場合、内部被ばくが起こるわけですが、それらの放射性物質は、尿や便などから徐々に排出されていきます。この排出されていく速さのことを生物学的半減期と呼び、身体の中に入った放射性物質が半分になるのにかかる時間のことを指します。

 例えば、セシウムであれば、成人では約100日、子どもでは約1カ月(30日)、1歳児では約10日で身体の中の取り込まれたセシウムが半分になります。これは身体と放射性物質の関係の話です。

 その一方、放射性物質自体は放射線を出しながら、徐々に弱くなっていきます。セシウム134では約2年、セシウム137では約30年が半減期です。これをより正確には物理学的半減期と呼ぶこともあります。

 放射性物質は、放射線を外に出しながら、徐々に安定な物質へと変わっていきます。放射性物質から放射線を出す能力が半分になるまでの時間のことを半減期というのでした。

 前回は、半減期の長さと身体への影響についておさらいしました。半減期が長いか短いか、だけではどちらが身体に良くないかの判断はできません。長時間でも、時間当たりの被ばくが小さければ、トータルの影響は小さく、逆に短時間でも時間当たりの被ばくが大きければ、トータルの影響は大きくなります。

 今回は、半減期についてもう少し細かく復習しましょう。

 身体の中に放射性物質が入ってきた場合、内部被ばくが起こるわけですが、それらの放射性物質は、尿や便などから徐々に排出されていきます。この排出されていく速さのことを生物学的半減期と呼び、身体の中に入った放射性物質が半分になるのにかかる時間のことを指します。

 例えば、セシウムであれば、成人では約100日、子どもでは約1カ月(30日)、1歳児では約10日で身体の中の取り込まれたセシウムが半分になります。これは身体と放射性物質の関係の話です。

 その一方、放射性物質自体は放射線を出しながら、徐々に弱くなっていきます。セシウム134では約2年、セシウム137では約30年が半減期です。これをより正確には物理学的半減期と呼ぶこともあります。