自転車の盗難急増、福島県内 前年同期の1.5倍、被害6割が無施錠

 

 福島県内で自転車が盗まれる被害が増加している。県警が25日発表した1~3月の刑法犯認知状況によると、自転車盗は239件で、前年同期(152件)と比べて87件増と1・5倍以上になっている。被害に遭った自転車の6割以上が施錠されておらず、県警は「新年度になって新たに自転車を利用する人が増えている。必ず鍵をかけてほしい」と注意を促している。

 県警によると、住宅敷地内から盗まれる割合が増加しているという。被害の発生場所は駅の自転車置き場やスーパーなども多い。被害者のほぼ半数が高校生だった。

 万引も344件(前年同期比54件増)と増加している。65歳以上の高齢者による万引が半数近かった。全体の刑法犯認知件数は1960件(同306件増)。窃盗犯が約7割を占める。