投票用紙入れ忘れ 白河市選管、参院選・不在者投票ミス

 

 21日に投開票が行われる参院選の不在者投票で、白河市選管が進学のため札幌市に住む男子学生(19)からの請求手続きに基づき送付した書類一式に投票用紙が入っていなかったことが20日、白河市選管への取材で分かった。

 市選管によると、同日午前、学生が不在者投票のため札幌市北区選管を訪れ、未開封の封筒を開けたが、投票用紙が入っていなかった。白河市選管は16日に書類一式を送付していた。

 白河市選管は学生に陳謝した上で、再送付での投票が困難であることを伝え、了解を得たという。同選管は「19歳で2回目の選挙ということを聞き、投票機会を失わせてしまったことをおわびしたい」としている。

 不在者投票は、選挙期間中に本来の住所地で投票できない人が滞在先の市区町村で投票する制度。請求書に不在理由などを記載し、本来の住所地がある市区町村に送れば、投票用紙が郵送される。