"1票の重み"生徒実感 南相馬・鹿島中で「模擬投票」

 
模擬投票する生徒=南相馬市・鹿島中

 来年夏の参院選から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられることを踏まえ、南相馬市の鹿島中は8日、生徒たちに将来の有権者としての意識を持ってもらおうと同校で模擬投票を行った。3年生約30人が実際に選挙で使われる投票箱などで投票し、選挙の仕組みを学んだ。

 同校では11日に行われる生徒会役員選挙で、同市選管の協力を受けて実際の公職選挙で使われる投票箱や記載台を使い、生徒会役員を選出する予定。これに先立ち、社会科の授業の一環として、3年生約110人が実際の投票用紙を使った模擬投票を体験した。

 授業では、選挙や投票の仕組みなどのほか、選挙権年齢が引き下げられたことなどについて生徒たちが説明を受けた。生徒たちは友人の名前などを書いた投票用紙を投票箱に投票し、1票の重みについて理解を深めた。