野党共闘示唆、小熊氏を念頭 衆院福島4区で玄葉代表

 

 民主党県連の玄葉光一郎代表は30日、党大会終了後に福島民友新聞社などの取材に応じ、次期衆院選で同党候補の空白区となっている衆院福島4区について野党共闘となる可能性を示した。民主党は前回衆院選で公認候補の擁立を見送り、改革結集の会の小熊慎司氏(47)が議席を得ている。玄葉氏は小熊氏を念頭に「野党共闘のような形になるかどうかは彼の姿勢次第」との見方を示した。

 同党は、党大会で参院選候補者のほか衆院選の公認内定者も登壇させるなど、年内の解散総選挙を想定して準備を進めている。玄葉氏は、岡田克也代表の維新の党との新党結成を視野に入れた発言については「踏み込んだ発言と捉えた」と述べた。