「いわき市長選」3氏の戦いに 前職・渡辺氏が出馬の意思

  このエントリーをはてなブックマークに追加 

 任期満了に伴い9月3日告示、同10日投票で行われるいわき市長選に、前職の渡辺敬夫氏(71)が立候補の意思を固めた。これまでに現職の清水敏男氏(53)=1期・無所属=と、新人で元衆院議員の宇佐美登氏(50)=無所属=が出馬を表明しており、前回も立候補した3人による選挙戦となる可能性が高い。

 渡辺氏の後援会など複数の関係者によると、同氏に近い市議会の自民系最大会派・志帥(しすい)会が21日、同氏に出馬を要請した。渡辺氏は24日に後援会合同役員会を開き、そこで出馬の意向を示す見通しとなった。

 関係者に対し渡辺氏は「復興・創生を加速するため、県との連携を強化したい。市民との約束を守る市政を目指す」と出馬への強い意欲を示したもようだ。

 いわき市長選を巡っては、05年以降、自民党支持層を二分する戦いが3度続いている。同党いわき総支部は過去2回の市長選で候補者の推薦を見送ったが、同支部は5月に清水、宇佐美両氏から推薦願を受け、最終的には清水氏推薦を決めた。

 渡辺氏が立候補の意思を固めたことで、関係者からは「自民党籍を持つ渡辺氏も推薦願を総支部に出すべきだ」との意見が出ており、自民系支持層が再び分裂する構図も予想される。

 また、現職、前職、新人の3人の戦いとなった場合、既に自主投票を決めている民進党に加え、共産、公明、社民の各党がどのような方針で臨むかは不透明で、3氏の選挙戦略に影響を与えそうだ。

 13年9月8日に行われた前回の市長選には清水、渡辺、宇佐美の3氏を含む4人が立候補した。2期目を目指した渡辺氏に対し、県議を辞職して臨んだ清水氏が挑み、初当選を果たした。