女房役・大松『全力リード』...最後ぐったり 厳しい熱戦物語る

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抱きかかえられベンチに引き揚げる聖光学院の捕手大松(中央)

 9回最後の打者を空振り三振に仕留めると、全力を出し切った聖光学院の捕手大松将吾(3年)はホームベース上に突っ伏した。

 「(打者に)タッチをして試合が終わったところまでは覚えている」と、白球をつかんだミットで打者をタッチした後、そのまま倒れ込んだ。終盤に軽い熱中症の症状が出たが、それでも守備の要として、勝利を目指してマスクをかぶり続けた。

 歓喜の輪には加われなかったが回復後はナインと笑顔で整列した。「優勝したんだ」としみじみ語る投手陣の女房役。その表情が厳しい夏の熱戦を物語っていた。

 横堀三塁打「気合入った」

 4回2死一、二塁で聖光学院の横堀航平(3年)が右中間を破る適時三塁打を放つと、応援スタンドに黄色いメガホンが舞った。

 横堀が珍しく見せたガッツポーズは、スタンドの仲間に向けられたものだった。決勝の前、チームメートの土田健輔(同)から「結果を気にせず、自分を信じて」と書かれた手紙を受け取った。「気合が入った」。貴重な追加点を奪った4回の一振りは、試合に出られない仲間の思いも込められた一打だった。

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