男子は中央台南「完勝」、2区・川田5人抜き 福島県中学駅伝

 
ゴールに駆け込む男子・中央台南のアンカー斎藤(3年)

 駅伝の第61回県中学校体育大会は3日、福島市のあづま総合運動公園で開かれ、男子は中央台南、女子は若松一が優勝を飾った。中央台南は8年ぶり3回目、若松一は4年ぶり4回目の優勝。地区大会を勝ち抜いた男女各33校が出場。男子は6区間18.05キロ、女子は5区間11.87キロでたすきをつないだ。

 男子の中央台南は、2区で1位に浮上し、終盤まで先頭を譲ることなく2位に36秒の差をつける快勝。女子の若松一は、2区まで8位と出遅れたが、終盤の猛追で昨年優勝の天栄を逆転した。

 優勝校は12月15、16日に滋賀県で開かれる全国中学校駅伝競走大会に、男女各上位6チームと県北地区代表の各1チームは10月30、31日に福島市で開かれる東北大会に出場する。

 勝利の流れ引き寄せた川田

 「東北、全国でもこのチームで走りたい。その気持ちが強かった」。中央台南の2区を走った川田聖真(2年)は、一挙5人を抜く力走でトップに立ち、勝利の流れを引き寄せた。

 6位でたすきを受けた川田は、得意の上り坂で前を走るライバルたちを抜き去った。「得意な上りで勝負した。練習の成果が出た」。下り坂対策で力を入れて取り組んだのが学校裏の坂道約300メートルの往復走。県大会出場が決まってからはチームであづま総合運動公園で試走を行い、実践のイメージを膨らませた。

 川田の思いに応えるように、後続も順調にたすきをつなぎ首位を守った。「アンカーの斎藤(誠樹)さんがテープを切った時は思わず泣いてしまった」と川田。「本当に全国に行ける。全国でも戦えるよう練習していく」と意気込んだ。

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