東洋大エース・相沢...狙って「区間新」 箱根駅伝で会心の走り

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区間新記録を樹立し東洋大の往路優勝に貢献した相沢晃(右)=平塚中継所

 鉄紺のエースが昨年のデビューから1年を経て、さらなる進化を見せつけた。2日の第95回東京箱根間往復大学駅伝(箱根駅伝)往路。東洋大の相沢晃(3年、学法石川高卒)は4区(20.キロ)で区間記録を1分以上縮める1時間0分54秒の区間新記録をマーク。会心の走りで東洋大に往路連覇をもたらした。

 昨年はエース区間の2区を区間3位で走り、一躍注目を集めた相沢。4区で見据えていたのは、従来の区間記録1時間2分21秒だけでなく、同郷の先輩が持つ"幻の記録"だった。距離変更が繰り返される前にマラソン元日本記録保持者の藤田敦史駒大コーチ(清陵情報高卒)が持っていた1時間0分56秒。相沢は「区間新を狙っていた。藤田さんの記録も頭にあった」と明かした。

 トップと8秒差の2位でたすきを受けると、区間記録を上回るペースで入り、すぐに前を走る青山学院大を捉えた。「藤田を超えられるぞ」。監督車から酒井俊幸監督(学法石川高卒)に鼓舞されると一気に抜き去った。昨年に続いて鉄紺のたすきを先頭でつなぎ、雄たけびを上げた。

 「本当は走れるのか不安だった」という。昨年11月の合宿中に左脚のすねに違和感を感じてから痛みが取れなかった。

 ジョギング程度の練習しかできない日々が続き、「俺はもう走れない」「楽な区間を走りたい」と仲間にこぼした。だが、「チームの主力がそんな言葉を発してはだめだ」と諭され、目が覚めた。

 自身の貯金がものをいい、2位に1分14秒差を付けた。それでも「まだ往路優勝しただけ。必ず総合優勝する」と相沢。仲間と共に目指すのは、5年ぶりの王座奪還だ。

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